いよいよ動作確認です。
前回の記事はこちら
わりと本気のコンボカウンター 《UMG編》 - みつまめ杏仁
わりと本気のコンボカウンター 《Widgetブループリント編》 - みつまめ杏仁
一揃いのアセットができたので、テストしてみます。
テスト用のレベルを開いた状態で、エディタを開きます。
まずはカウント用の変数を一つ用意。Int型です。
CreateWidgetから始めます。
CreateWidgetの ReturnValue ピンの上で Promote to Variable を選ぶと簡単に変数化できます。とりあえず表示位置を大まかに決めておいて、あとはバインド祭り。
Widgetの中に仕込んでおいた イベントディスパッチャーにバインドします。
バインドは「紐づける」という意味合いです。四角いピンとカスタムイベントをつないでおくと、Widget内でイベントディスパッチャーがCall されたタイミングでここに通知が来て、カスタムイベントが作動するというしくみです。
CreateWidgetした側は、好きなタイミングでWidgetに干渉できるのに対して、CreateWidgetされた側からは逆の干渉ができません。そこで用意されているのが、このイベントディスパッチャーを使ったデリゲートとインターフェイスという2つの仕組みです。
EventDispatcher をCallしてるノードと、Bindしてるノードにマウスカーソルを重ねると
デリゲートという用語が出てくるのが分かります。
今回インターフェイスは使っていませんが、これもGUIにはとても相性がよいです。
つぎに、カウントアップの呼び出し部分。
スペースキーを押すとカウントするようにしています。
最後にWidgetの関数に値を渡して完成。
再生してテストしてみましょう。
動画を貼りたかったのですが、直接はダメっぽいので諦めました。
消え方が派手だったり、確定した時の演出があると、最終のカウントがよりわかりやすくなります。
プレイヤーは視界の端で見てるので、多少派手なくらいがちょうどいいです。
というわけで
わりと本気で作ってみたコンボカウンターです。
デザイナーだけでこのようなモックアップを作ってテストしてもらい、プログラマに組み込みを依頼する流れでいけば、小さなイテレーションループで済みそうですがいかがでしょう。
ではでは
ステキなカウントライフを